世間ではスマホ依存症が社会問題になっていますが、
オモコロ読者の皆さんは大丈夫でしょうか?
自分は、映画のDVDをレンタルしてきて家で観ていても
ほとんどの時間iPhoneをいじっていて結局最後まで観なかったり、
パズドラやポコパンにハマり過ぎて体調を崩すまでプレイして
本当にヤバイと思ってアプリを消したりと完全に終わってます。
最近ではとくに歩きながらスマホを操作する“歩きスマホ”によるトラブルが多発し、
法規制が叫ばれたり、歩きスマホを警告するアプリが登場したりと、
様々な対策が講じられてきています。
そこで、今回は実際に歩きスマホをしながら外に出てみて、
どのくらいのペースで人にぶつかったり怒られたりするのかを検証してみました。
まずは人通りの多いところということで、とりあえず都内の駅前に行ってみます。
紅葉のシーズンなので観光客でごった返しているかと思ったのですが、
平日の、しかも17時ということで周囲にも人はまばらで、
駅前を10分くらいうろうろしたんですけど危ない目に遭うことはありませんでした。
このまま歩いていてもキリがないので歩きスマホのまま移動して場所を変えます。
ところどころ街灯がまったくなくて懐中電灯がないと歩行不能だったり、
ところどころ歩行者用のスペースがまったくなくて
体の数cm横を大型トラックが通り抜けていったり、
カーブが急すぎて対向車がこちら目がけて突っこんでくる感覚に襲われたりと、
歩きスマホ以前の問題で生命の危険を感じました。
いつの間にか都内から出てしまいました。
車とはすれ違うのですが、歩行者とすれ違うことは一切ありませんでした。
対向車を避けながらこういうコースを歩いてると
だんだん電流イライラ棒をやっているような感覚になってきます。
基本的に横断歩道もないので度々「フロッガー」みたいな動きも求められます。
甲州街道を4時間歩いて相模湖まで来ました。
ここならカップルが来たりするかもしれないのでボート乗り場の周辺を歩いてみます。
調査開始から5時間が経過しましたが、
未だに歩きスマホによるトラブルは何も起こらず。
今さら引き返すわけにもいかないのでさらに甲州街道を西へ向かいます。
いつの間にか山梨県に入っていたんですけど、
さらに何もなくなってきました。
「歩行者に注意」と書かれた看板があるのですが誰も歩いていません。
ていうか、もうけっこう前から
「次に人とすれ違ったらこちらからわざと体当たりしよう、帰りたいから」と、
歩きすぎで頭がおかしくなってきて完全に通り魔の発想になってるんですけど、
本当に誰ともすれ違いません。
クリスマスのイルミネーションなのか
電飾が1本だけ飾り付けられていたのですが、
1本だけだとむしろ「シムシティ」で送電線が繋がってなくて
電気が供給されてないところみたくなってました。
あまりに何も起きないので歩きスマホに関する記事を放棄して、
歩いてて見つけたおもしろスポットを取り上げるみたいな記事に
途中でシフトチェンジしようと試みたんですけど、
都道府県別の珍百景登録数ランキングで42位という結果だった
山梨県に入ってから思いついたため時すでに遅しで、
元巨人・織田淳哉の捕手転向ばりに失敗に終わりました。
外気との温度差で結露しまくってる電話ボックスです。
「STOP 変造テレホンカード」と書かれたシールが貼ってあるので、
ここでは歩きスマホよりもまだそっちのほうが大きい社会問題なのかもしれません。
山梨県内をひたすら西へ歩きます。
この写真だと電車で移動したんじゃないかと思われるかもしれませんが、
深夜2時近くなので何も動いてません。
歩きスマホの危険性を検証するという名目で歩いているけど、
この時間に山梨県を歩いている理由にはまったくならないので
職務質問を受けたら本当に終わりです。
谷村第一小学校 3年の山口陽也くんが
この検証を通して伝えたかったことをすでに代弁してくれていたので、
わざわざこんなことする必要なかったかもしれません。
でももう今さら引き下がることはできない。
交通機関が動いていないから。
夜明けが近づくにつれて、
向こうのほうに何かが見えてきました。
夜通し歩いた結果、
歩きスマホのまま富士山のすぐ近くまで来てしまいました。
足の疲労がかなり限界に近づいているんですけど、
富士山が見れた感動で近くの公園でテンションが上がってしまいました。
皆さんもあまり見たことがないと思われる「ブックオフ越しの富士山」です。
まだ開店前なので見られなかったのですが、
富士山には目もくれずに店内で「工業哀歌バレーボーイズ」とかを
立ち読みしてる人がいたりするのかと思うとちょっと感慨深いものがあります。
そしてやっぱり富士山はめちゃくちゃきれいだな・・・。
これは世界遺産に登録されるのも無理ないよな・・・。
ていうか富士山の素晴らしさを伝えてる場合じゃないだろ!!
歩きスマホがいかに危険かということを証明するために18時間も歩いてきたのに
「何もありませんでした、富士山きれい」ってそんなもん絶対にダメだろ!!!
歩きスマホで危ない目に遭って「やっぱり歩きスマホは危険なのでやめましょう」
っていうゴールが先に設定されてるんだからよ!!!!!
今だったら「ほこ×たて」でやらせをした制作スタッフの気持ちがすごいよくわかる!!!
あと「ほこ×たて」が打ち切りになったんだったら、
その空いた放送枠で「天元突破グレンラガン」を放送すればいいのにね!!!
あれも“ドリルで貫いて感動する”っていう話で内容ほぼいっしょだから!!!
もうこうなったら何が何でも歩きスマホで危険な目に遭ってやるからな!!!
次からすれ違ったやつに片っ端からタックルしていくからな!!
自分から行動をしていかないと何も起こらないってことが身を以てわかったからな!!!
俺は鉄砲玉だ!!!!!!
誰ともすれ違わない!!!
誰ともすれ違わない!!!
誰ともすれ違わない!!!!!
おいっ!!誰かいないのかよ!!!!!
村の至るところに「不審人物を見つけ次第、村内全域に警報で知らせます」
って書かれた看板が設置されてるんだけど、
平日の昼間からももクロのパーカー着て村内を歩いてるやつ絶対に不審者だろ!!!!
誰か通報しろよ!!!!
富士急ハイランドのももクノもとっくに終わっただろ!!!!
ここにヤバイやついるぞ!!!!!
お願いだからパトカーに乗せてくれ!!!!!!
バスもタクシーもまったく通らないから他に移動手段がないんだよ!!!!
もう歩くのも限界なんだよ!!!!!
助けてくれっ!!!!!!!!!!!!!!
もうあそこへ行くしかないのか・・・。
ちょうどいい機会なのでもうここで死にます。
だって、せっかくここまで来たんだし。
せっかくだから死ぬよ。
ていうかもうここで死なないと損だろ!!
もう今さらここから帰るのも面倒なんだよ!!!
そもそも足がパンパンで本当にもうこれ以上歩けないんだよ!!!!!
あと寒空の中を夜通し歩いてきたせいで完全に熱が出てきちゃってるんだよ!!!!!!
体調がめちゃくちゃ悪いんだよ!!!!
ていうかオモコロの記事で
“ひたすら歩いて体調を崩す”っていう身体の張り方何なんだよ!!!!
そんなことしても絵的に絶対伝わらないだろうがよ!!!
バカかよ!!!!
もう本当に野垂れ死ぬわ!!!!!!
結論
・歩きスマホは危ない!(絶対にいつかは野垂れ死ぬから)
トータル歩行距離 約75km
トータル歩きスマホ時間 約19時間